スマホひとつで何もない空間にラクガキできちゃうJust a Lineがスゴい!
2018.6.5
ACTIVITY RIDER
前回めっちゃドヤ顔で新作ムービーをリリースしておいて、今回は一転、子どもみたいなラクガキの話です。
最近やたらVRとかARって言葉を耳するようになりましたが、この2つの明確な違いはご存知でしょうか。
この2つは似ているようで少し違っていていて、それぞれ
VR=Virtual Reality(仮想現実)
AR=Advanced Reality(拡張現実)
を略したもの。
つい最近公開されていたスピルバーグの映画”レディ・プレイヤー1”なんかは完全にVRを取り上げたもの。
要は「仮想世界へダイブ! 現実とはオサラバ!系」ですね。
(子供映画なのかなと少し心配して観ましたが、ものすごい情報量なのにめちゃくちゃ見やすい。やっぱりスピルバーグすごい)
ARはこれとは違い、逆に現実世界にバーチャルを溶け込ませようというものです。
わかりやすい例でいうと、スマホのカメラで撮っている映像にリアルタイムにCGのキャラクターが現れたり(ポケモンGO)、運転している車のフロントガラスに情報が透過表示される技術なんかがこちらですね。
今回遊んでいるスマホアプリ「Just a Line」もまさにこれ。
Googleが最近リリースした、紙も何もない現実の空間に”擬似的に”ラクガキができるアプリです。
↑環境によってループしないかも。ごめんね。
ARで商品や映像を画面内に表示したり、ゲームボードをテーブルの上に出現させたりってアプリはけっこうあるんだけど、落書き系はまだ少ない。
あっても重かったり、機能が多過ぎて複雑だったりするんですが、このJust a Lineはその点めちゃくちゃ割り切った作りになっています。
文字通り線を描くことだけに振り切っているので、色も選べなきゃスタンプも貼れません。
だからこそ、とてもシンプルに「空間にラクガキする」という作業に没頭し、楽しめます。
アプリを立ち上げると数秒間は画面内の座標を拾う時間があるので、目の前の空間を映したまま待ちましょう。
用意ができるとこの画面に切り変わります
左下で線の太さを変更、赤いボタンは描いた空間を録画(10秒だけ)できます。
右下のマークは、同じアプリを使って2人で共同作業ができるらしいんですが、ただでさえ描いてる時は何もない場所でただクネクネ動き回ってハタから見ると不審者そのもの。
2人の人間が共同作業なんて始めたらえらいことになりそうです。
でもやってみたい。
操作は画面のどこをタッチしてもOKで、タッチしている間だけ、空間内に線が引かれます。
この、ファーストタッチでいきなり立体的な絵がかけちゃう衝撃は、言葉にできない感動があります。
ぜひ一度やってみてください。
描くときの注意点としては、背景は動きのない明るくて目標物のある場所で。
(暗かったり、目印になるもののない平らな壁、車や揺れる木なんかがあると座標が狂って線がバグります)
あと、軽いとはいえ複雑な処理をしているので、何度も録り直したりしていると最新のiPhoneでも映像がカクつくときがありました。
一度負荷がかかってくると回復はしないので、動きが悪いなと感じたらさっさと再起動した方が良さそうです。
撮り直しの際はまた数秒間周囲の空間を認識しますが、その際描いたものの位置が少しずつ変わってしまうのはご愛嬌。
ダウンロードはこちらから
▶︎Android
▶︎iOS
ちなみにスマホではなくもっと高価な機材を使ったARラクガキだと、画面内でこうして描いたものをそのまま3Dプリントしちゃったりもできますからね。
あと10年くらいしたら、子どもがバーチャルに描いた恐竜とかをそのまま家でプリントして置物にして飾ったりするんですかねぇー!
<Write:リューヤ>
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