スキーヤーであり、カメラマンである事
2018.11.17
PHOTOS
……雪が、雪が降らねぇだ、、、
このブログは今シーズン本気初すべりの記事になるはずだったのに。。。
またやるか、、、雪乞い。
(画像は2016年12月2日のものです)
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ま。とりあえず降らないならしゃーない。
切り替えていきましょう。
今回は”スキーヤーであり、カメラマンである”という事について少し書いてみたいと思います。
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僕が初めてちゃんとしたカメラを買ったのは2012年の事でした。
以前書いた”なまらアメリカン”という旅の為に少し良いカメラを買おうと思ったのがきっかけです。
”なまらアメリカン”のブログはこちら(http://foorush.com/2018/08/28/2706/)
以前のブログにも書きましたが、この旅が僕が初めて「伝える」ことを意識した旅で、
どうしたら旅での発見を面白く、おかしく、真剣にオーディエンスに届けられるかを考えながら、
カメラという武器を手にアメリカという大地で奮闘したのでした。
つまり、僕がカメラを買った理由は当初から”伝える”ことを意識していた、という事になります。
だからといって、僕がカメラマンとなって、他人の活動を伝えるのではなく、
自分が主役になる為に、”自分の活動を伝える為”にカメラを買ったといえると思います。
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まぁぶちゃけて言うと「俺って格好いいっしょ!楽しい事してるっしょ!?」って言いたくて仕方がないわけなんですが、
そう自分で言ったところで、カメラマンが「たしかに~!!」とカメラを向けてくれる機会など多くないわけで。
自分でもいいカメラ持ってれば一緒に滑りに行くやつに渡せば撮ってくれるっしょ!
みたいなノリでその年の冬にはカメラを新調してしまいました。
当時は、カメラの設定をしてあげて、一枚「構図はこんな感じで」という写真を撮ってあげて、
登って、滑って、確認して。
「撮れてへんやないかーい!!」
ってなって、もう一度登って。
みたいのを繰り返して遊んでました笑
でもそんなことを続けていると、結構写真って溜まってくるもので。
と。こんな感じで。わりとそれっぽいのが撮れてくるのです。
すごいでしょ。
※編集は僕がやっています。
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もちろん他の人を撮ってあげる機会にも恵まれます。
「お前、今日俺と滑るんなら、俺の事撮ってね!」
ってだけ言ってたらくそ野郎になっちゃうので、
「出来る限り良い一枚残してあげるから、スキマ時間で僕の一枚だけシャッター切っていただけませんか!」
と、懇切丁寧にお願いするわけです笑
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まぁそんなことを日常的にやっているもんだから、
とにかくカメラの設定が分かってくるし、頭に入ってくる。
素人にカメラを渡して撮ってもらう為、完璧な設定をして、完璧なポイントに入ってこないといけないので、
自分では頭の中でどう動けば良いか、って完全に理解しているし、
カメラはこう動くってのも理解している。
それでも
「ピントリングに指触れちゃってピントずれちゃった!」
とか
「滑り始める前から連射してるから、書き込み間に合わずに良い所連射切れて無い!」
とか、ザラなわけで。
と、なると。それがカメラマンさんならば、もう楽勝で。
僕は画角と焦点距離と設定を教えてもらえば、
「あ、なんとなくこういう写真が撮りたいんだな」
と、理解できて、しかも完璧にピンとあててくれるし、こっちのベスト切り取ってくれるし、
「やっぴー!」
とニッコリなわけです。
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つまり、撮り手である機会が増えれば、
撮り手とのコミニュケーションがとっても楽になるし、作品の相談もできる。
また、撮られ手である機会が増えれば、
撮られ手の滑る際飛ぶ際の気持ちもかなりわかるようになるから、イケるイケないの判断も相談できる。
なんかそう考えると撮る、撮られるの関係は表裏一体何だなぁ。というのをつくづく感じます。
上手く撮れる人は上手く撮られる事も出来るし、
上手く撮られる人は上手く撮る事も出来る(カメラの設定だけ理解していれば)という事ですよね。
なので、もしこれから
「あー自分もスキーヤーとしていい写真、作品を残していきたいな」
と考えている方がいたら、まず良いカメラを自分で買って研究してみる事をお勧めします!
最近では、スマホがとっても素晴らしい機能のカメラを搭載しているので、それもまぁありっちゃありなんですが、
やっぱりカメラというものを一度研究してみると、きっと良いことが起こるような気がします。
ちなみにまさに星空スキーなんかはこの研究が実を結んだ一つの例で。
”星空と動きものを一緒に撮る”という話を最初に聞いた瞬間
「まじか!?このカメラマンそんなことを可能にしようとしているのか!?」
と、絵が一瞬で思いついたから、全力で乗っかった、みたいな感じでスタートしました笑
Photographer 西條聡
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ちなみになんですが、近しい所で言うと
Foorushの吉田竜弥
Icelanticの西條聡
同じくIcelanticのやまだくんさん(山田雄平)
は、スキーヤーでありカメラマンである、とても良い例だと思います。
作品として素晴らしい一枚を残しますし、自分が撮られ手になっても、素晴らしいパフォーマンスを発揮します。
ぜひ彼らの作品なんかも参考にしてみてください。
僕はまさに彼らに学んだ一人なので、カメラの事やスキーの事でご相談があれば、
FacebookやTwitterを通してぜひいつでも連絡くださいね!
ショーゴでした!
Writer:ショーゴ
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