俺たちピーターパン!#3 ショーゴがピーターパンになった理由
2018.9.15
ACTIVITY
三日坊主って言葉があります。
物事が長続きしない人のたとえですが、
先週から始まった恐怖のチェーンブログ
第三回目を担当するまさに三日目の坊主のショーゴです。
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さて。このチェーンブログのタイトルは
「俺たちピーターパン」
に決定したわけですが、
それを「俺パン」って訳すのどうなの!?
二回目担当のリューヤさん!
それじゃあ「俺のパンツです」も「俺たちパンダです」でも
全部「俺パン」になっちゃうから!
そんなもやもやを抱えながらこのブログを書いています。
ま、置いておいて。。。
今回書くのは僕こと、河野祥伍がまさに
「あ、俺。今ピーターパンになったな」
と自覚したときの事でございます。
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皆さん”大人”になる瞬間っていつだと思います?
色々”体験”だったり”エロス”だったり、
人生の過渡期でのそういった瞬間にご意見はあると思いますが、
「成人式」を済ませるというのもまた一つの「世間が君は大人だ!と認定する」瞬間だったりします。
ちなみに20歳の時のショーゴは。
この成人式をブッチしました。
んで、なにをしていたかというと。
単身でニュージーランドに行っておりました。
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僕の生まれ故郷、野沢温泉は夏に成人式をやる珍しい村です。
理由は明快で、”冬が観光客いっぱい来て忙しいから”ということ。
そんな村の2010年。
僕がハタチを迎えた夏の事です。
大学2年生の僕はアホでした。
「なんかプロのフリースキーヤーって皆、夏になるとニュージー行ってるな。
……ってことは、夏にニュージー行けばスキー上手くなるんじゃね!?」
そんな理由から計画から実行まで10日くらいでニュージーへ飛んだのでした。
アホです。
恐ろしくアホですが、
アホが行動力と若干のお金を持つと残念なことに止められないといういい事例でもあります。
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日本の真夏はニュージーランドでは真冬です。
うっかり半袖半ズボンで飛行機に乗ってしまい、
スッチーさんにホットココアと、ありったけブランケットを持ってきてもらう事からスタートした、
ハタチショーゴの一人ニュージー旅行。
ちなみに英語は喋れません。
日本の英語教育のイマイチさと、そんな中でも積極的に英語を勉強していなかった自分を呪いながら、
乗り継ぎで次の飛行機の乗り場がわからず、清掃員みたいな人に
「I want to speak Japanese!」と言うと
※日本語が話せる人と話したい!と言っているつもりです。
「Konnichiwa!」
と言われて涙ながらに蛍光タスキをかけたおっさんと握手をする始末。
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幸先の悪さを呪いながら、身振り手振りでなんとか国内線へ乗り継ぎ、
NZの南島へ降り立ったのでした。
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空港からはバスに乗り換えてワナカという小さい村までいく手はずでしたが、
もちろんバスはわかりません。
異国の、英語しか通じないこの国で僕が持っている最強の手札は
「I want to」
この後ろにgoをつければ行きたい場所がわかるし、
getをつければ欲しいモノが手に入る最強の英語です。
ぶっちゃけまじでこれしか知りませんでした。
大学受験どうやって受かったかほんと記憶が定かではありません。
とりあえず「I want to get coffee」で空港のスタバでコーヒーをゲットし、
「I want to go to Wanaka」でワナカ行きのバス停を発見しました。
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バスに揺られる事約1時間くらいだったと思います。
見るもの全てが新鮮で、なにかこう、キラキラと輝いて見えました。
まぁ、見えるものと言ったら草原と山と羊くらいなもんでしたけど。
小さいけれどおしゃれで、整っていて、清潔感のある村。
ようやく着いたのはそんな印象の、僕が一ヶ月という長期滞在を決めたワナカという村でした。
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1ヶ月お世話になるのは”ホーリーズ”というバックパッカー。
宿といえばホテルか旅館しか泊まったことのない僕に取って、
知らない人と10人部屋の二段ベットの一つに詰め込まれる事は、
まったく未知の経験でした。
世界中の英語スピーカーが友達になれる最強の単語
「Hello~」
でホーリーズのオーナーと宿泊している外国人に話しかけ、
名前くらいしか言えない自己紹介をした後
すごく長い、”ウチのルール”見たいのを説明され、
ふんふん聞きましたが、まじで一ミリも理解できませんでした。
※ちなみにニュージーランド人の英語はとても早口です。
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まぁそんな出だしで始まったニュージーランド旅行。
その中でふとNZの冷たい空気の中、満点の星空を見上げて
「あ、俺成人式に出てない。
大人になる機会をブッチしたことでピーターパンになってしまったなー。
と、言うことは俺にとってのネバーランドは、ニュージーランドだなー」
と思ったことをよくよく覚えています。
旅の内容に関してはぶっちゃけ死ぬほど長くなるので、今回は出だしだけしか触れませんが、
またなにか書く機会があったら書いてみるのもいいかもな、と思っています。
僕はこの度で本当に多くの友達が出来、
本当に多くの経験と、知識を蓄えました。
もっと読みたい!と言ってくれれば、
次の”俺パン”が回ってきた際のネタ探しがなくなって嬉しいかもしれません!笑
旅のおおよそを写真でご紹介すると、
こんな感じですね。
30歳を間近に控え、ピータパンで有り続けるにはどうしていこうかを自問する日々ではありますが、
僕の20代はまさにニュージーランドでスキーとともに始まったので、
20代が終わるその日まで、フリースキーとともに走り続け、そして30代になった暁には、
もっともっと大きくジャンプできるように、なにかまた別のことを始められればな、と思っています。
。。。こんな感じでいいかな?
ショーゴ
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